こんなものが届いた。「イカサマツタケ」の案内状である。出す相手を間違ったのだろう。

最近、またメディアにも取り上げられ活発に動いていると聞く。
2003年(平成15年)に賑わせた『融合松茸』とモノは同じである。うまく表現を変えたのは多少の進歩か。

『世界初の松茸菌と椎茸菌や松茸菌となめこ菌で作られた「松きのこ」「松なめこ」といった全く新種きのこをご紹介いたします。』

…などと書かれているが、普通のシイタケとなめこであり、新種のきのこでも何でもない。マツタケとも関係がない。

胞子・菌糸の様態、菌糸の成長速度を調べたほか、18S rRNA,5.8S rRNA, 28S rRNAを解析したところ、マツタケとの相同性は全くなく、それぞれシイタケとなめこの遺伝子しか検出されなかった。

いつまでイカサマを続ける気だろう?

早くも手を出してしまった人も…。
【「松きのこ」本格生産 京丹波の住民、新たな特産に期待】
『松きのこは、広島県世羅町の「世羅きのこ園」が十数年前、マツタケとシイタケの菌を共生させ、突然変異で生まれたという。』 
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ(嘘八百)

(2013/04/12)